今日は、女性で多い五十肩について。
五十肩、四十肩といわれても、四十代、五十代の方だけがなるものではありません(^-^;
正式には肩関節周囲炎。「肩の周りの炎症」という総称です。
その中に様々な病態が含まれているので、ある人は放っておいたら治ったとか、治るまで数年かかったとか、
様々なうわさを聞くと思います。
でも、五十肩の方をみて、共通していることが多いのは
肩に痛みがでる前から肩甲骨や鎖骨の動きが悪い人が多いということ。
つまりもともと肩こりがある人が多い。
肩こりの人は五十肩になるリスクが高いともいえます
どうしてかというと・・・
腕をあげる動作を思い浮かべてみてください。
詳しくみてみると、ただ肩関節の所だけで動いているのではありません。
背骨も、肋骨も、鎖骨も、肩甲骨もうごくことでスムーズな動きができているのです。
肩こりの方はこれらの動きが悪い方が多いので、
あわせて100おこなっている運動を肩関節だけでうごくとどうなるでしょうか。
肩に負担がかかることが容易に想像できますよね。
肩関節だけで動くことによって、関節がぶつかりながら動いたり、腱を挟み込んだり、
いろいろトラブルをおこしやすくなってきます。
肋骨の動きも悪いので呼吸が浅い方も多いです
もちろん、内臓とのつながりの観点から言えば、
右肩なら肝臓、左肩なら心臓や胃などの影響をうけている方もいらっしゃいますし、
筋膜の観点からいえば、手の使い過ぎで腕の筋膜が引っ張っていることや脚や腰からの影響もあります。
関節の観点からみただけでも、治すためにも、再発させないためにも、
ただ肩関節だけを治療していただけではだめなのです。
肩関節だけでなく、背骨(特に胸椎)、肩甲骨、鎖骨、肋骨などの様々な関節を動くようにしてあげることが必要です。
ご参考にしていただき、皆様の健康に少しでも役立てたら幸いです(*^-^*)
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