転倒して手をつくと骨折しやすいのが橈骨遠位端骨折です。
軽度でずれがなかったり、元の位置に整復できればギプス固定で治りますが、
ずれが大きかったり重度になると手術になります。
今回は、橈骨遠位端骨折の手術後の手にしびれの改善例をご報告します。
初めは手関節の可動域も制限があったので、手関節の可動域を拡大していったり、
手関節周囲に手術時の傷があり、癒着もあったので、術創部をリリースしたりしていました。
可動域も改善し仕事に復帰しましたが、仕事でたくさん手を使うとしびれが悪化すると。
手関節をみても手のアーチもしっかりしていたので、肘関節をチェック。
転倒時に手をついたときにずれたのかはわかりませんが、位置がずれていたので、
肘関節を調整したところ、直後に「あっ。しびれがなくなった」と喜びの声が(*^^*)
手関節のところではなく、肘のところで神経を圧迫していたんですね。
骨折は時間がたてば自然にくっつきますが、骨のずれや癒着は自然には戻らないので、
原因に対して治療が必要です。
しびれ取れて本当によかった(*^^*)
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